滋賀県大津市堅田の湖上に突き出た仏堂「浮御堂(うきみどう)」
近江八景の一つである「堅田の落雁」として知られており、松尾芭蕉を始め多くの詩人が愛した絶景が望める場所でもあります。
平安時代から長きにわたって琵琶湖を見守り続ける浮御堂。
歴史と絶景が混在するこの地へ訪れてみよう!
満月寺浮御堂
臨済宗大徳寺派海門山満月寺にある、湖上に突き出た仏堂「浮御堂」
創建は平安時代。先代の堂は1934年に台風によって倒壊し、その後1937年に再建、現在では国の有形文化財に登録されています。
また近江八景の一つである「堅田の落雁」として名高く、「一休和尚」「松尾芭蕉」「小林一茶」「歌川広重」「葛飾北斎」などが訪れ、詩歌や絵画に残しています。

江戸時代の浮世絵師「歌川広重」が残した「堅田の落雁」
平安時代から琵琶湖の安全を守っている
比叡山の僧であった「恵心僧都」が湖上安全と衆生済度を祈願して建立したといわれています。
平安時代から1000年以上に渡り、琵琶湖の安全を見守る場所となっているんですね~♪
千体仏を見てみよう!
橋にかかった松の木をくぐり、お堂へ進みましょう。
こちらには、「千体阿弥陀」が安置されています。
平安時代末期には多くの「千体阿弥陀」や「千体薬師」が造られました。
浮御堂を建立した「恵心僧都」も、自ら千体の阿弥陀仏を刻んだと言われています。
浮御堂から見る景観

琵琶湖大橋

浮御堂から見る「琵琶湖と山々」
浮御堂から見える四季折々の景観は、松尾芭蕉を始め多くの詩人などに愛されてきました。
長い月日が流れ、時代が変わった今も、訪れた人に感銘をもたらしています。
これからもずっとこの姿であり続けて欲しいと思いますし、みんなで次世代へ守っていけるといいですね!

撮影:yamasan.tさん
さいごに
平安時代から、琵琶湖を見守る「浮御堂」
1000年以上も前から続く「歴史」や「景観」を、これからの時代も引継ぎ
ずっと琵琶湖に存在し続けて欲しいなと思いますね!
滋賀県に観光で来られた際は、是非足を運んでみて下さいね♪
アクセス、その他の情報
[住所]大津市本堅田1-16-18
[拝観料]300円
[時間]8:00~17:00
[駐車場]約30台(無料)
※写真の盗用、無断使用は禁止です。ご理解宜しくお願い致します。
コメント