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6/27 4年の歳月を経て『滋賀県立美術館』がリニューアルオープン。目指すのは「リビングルームのような美術館」 / 大津市

 

 

2021年6月27日、大津市瀬田南大萱町(文化ゾーン)にある「滋賀県立近代美術館」が『滋賀県立美術館』と名前を変えリニューアルオープン!

 

 

「滋賀県立美術館」は、2017年の1月からリニューアルに向けて休館しており、4年の充電期間を経て新たな美術館として生まれ変わりました。

 

 

OPEN前日となる6月26日に内覧会セレモニーが開催されましたので、今回はそちらの様子をご紹介いたします。新たに生まれ変わった滋賀県立美術館の全貌をお見せしますよー!

ロモアでは、2021年4月に行われた”記者会見&内覧会”の様子もご紹介させていただいておりますので、まだ見てない方はこちらもご覧下さい。

 

もくじ

 滋賀県立美術館のコンセプト

 

滋賀県立美術館の新しいコンセプトは「かわる かかわるミュージアム

創造(Creation)
問いかけ(Ask)
地域(Local)
学び(Learning)

 

 

これらの4つを軸にして、変動していく社会に対して柔軟に”かわりながら かかわわり“続けて、「常にフレッシュなミュージアム」というモデルを滋賀から発信していくことを目指しています。

京都・大阪で見られる展示を同じようにやっても仕方がない。滋賀県立美術館にしか出来ない多様な滋賀の在り方を発信していく。

 

 

 エントランスロビー

 

今回のリニューアルプロジェクトの目玉のひとつが、”エントランスロビー”と”その周辺空間の再構築”です。

”ウェルカムゾーン”と位置付けられた「エントランスロビー」は、子ども連れの方など、より多くの方に美術館での時間を楽しんでいただけるような空間にしたんだとか。

公園の中のリビングルーム」を目指しており、”家のリビング”のような居心地の良い場所を提供します。

 

 

 カフェ&ショップ「Kolmio in the museum」

 

そのエントランスロビー内にOPENしたカフェ&ショップ「Kolmio in the museum」

 

 

Kolmio(コルミオ)とはフィンランド語で三角という意味。滋賀県近江八幡市仲屋町の旧市街で「Kolmio cafe」を運営しており、近江商人の哲学でもある 「買いてよし 売り手よし 世間よし」の三方よしに由来します。

[以前”Kolmio cafe”さんへ行った時の記事]

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カフェでは、展示を見た後の一息つける休憩にピッタリの軽食やドリンクが提供されます。

【実際に提供されるメニュー】

▷滋賀で老舗(創業1865年)和菓子店『御菓子司 しろ平老舗』の五代目”岩佐昇”氏が生み出す「当店オリジナル上菓子」
▷滋賀県の恵がぐるっと包まれた「ラップサラダ」
▷おいなりさん 2個セット

▷ガトーショコラ
▷キャロットケーキ
▷滋賀で焙煎されたコーヒー豆でお出しする「コーヒー」
▷滋賀県の茶所から取り寄せる個性豊かな「煎茶・和紅茶・ほうじ茶」
▷滋賀県産の野菜や果物いちごやいちじくを使用した「スムージー」

 

 

「ラップサラダ」と日野町にある「らっこや」さんの珈琲

 

 

ショップでは、ヒトとモノが交差し知的好奇心をくすぐる滋賀だけではなく日本各地から集めた商品を販売します。滋賀を再発見できるプロダクトや食品も多く販売されており、お土産にもオススメ!

 

 

「琵琶湖の真珠アクセサリー・信楽焼きのたぬき・県内の作家物・ご当地食品」など、滋賀にゆかりのあるものがたくさん販売されています。

 

 

 いたるところに滋賀の”ものづくり”が

 

館内のいたるところで、滋賀のものづくりを楽しむことが出来ます。滋賀県立美術館は、展示作品だけでなく”滋賀との向き合い方”も楽しんでもらいたい場所です。

案内サインは特注で製作したという信楽焼。信楽を拠点とする「NOTA&design」の製作。

円を重ねた信楽焼を脚にしたベンチ。

光を通す土で作られた信楽の透器

 

 

 

 キッズスペースも充実

 

「公園の中にある美術館」ということで、”フラッと家族連れで気軽に入れる美術館を目指したい“と保坂館長は話します。その為、キッズスペースも充実しています。

子どもと大人のスペースを区切らずどこからでも見渡せるようにベンチを配置。乳児から小学生以上でも利用が可能出来るように床の素材もウレタンクッションを使用しています。

また琵琶湖をイメージしたプレイマットを設置して、その中に本棚を設けることで遊びながらアートに触れられるような空間を目指しました。

新型コロナウイルスの影響を受けて、当面の間キッズスペースで遊ぶのは不可。

 

 

そしてみんなに優しく使いやすいファミリルームを新設。”おむつ替え”など小さいお子さんがいても安心です。

 

 

 開催される展示イベント

 

6月27日からはこちらの展示イベントが開催されます。

※公開許可の下りた写真のみ掲載しています。

 

Soft Territory かかわりのあわい

滋賀にゆかりのある若手作家12人による作品が展示されています。かかわりのあわいで生まれるものを見つめ、かろやかでやわらかなテリトリーのあり方を見つけます。

 

 

 

 

 ▷ひらけ!温故知新―重要文化財・桑実寺縁起絵巻を手がかりに―

室町時代の近江を描いた重要文化財が2件出品されるなど、大変貴重な絵巻物が展示されています。実はあまり知られていないのですが、滋賀県は「絵巻の宝庫」とも言われています。そんな滋賀県が誇る数々の名品をお楽しみください。

 

 

 

 他にも興味深いところがたくさん

 

企画展やコレクション展だけでなく、他にも興味深いところがたくさんありました。

リニューアルを迎えたこのタイミングで、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか?

何か新しい発見・楽しみ方が見つかるはずです!

 

 

 

 アクセス・その他の情報

 

住所 滋賀県大津市瀬田南大萱町1740-1
開館時間 9:30~17:00(入館は16:30まで)
休館日 毎週月曜日(祝日の場合は開館し、翌日休館)
年末年始(2021年12月23日~2022年1月7日)
駐車場 あり
HP https://www.shigamuseum.jp/

 

 滋賀県立美術館までのバス

 

JR瀬田駅から路線バスに乗り、「文化ゾーン前」で下車(約10分)

瀬田駅前バスのりばから帝産バス近江鉄道バスの「滋賀医大」「大学病院」行きのバスに乗車ください。平日は1時間に4本、休日は1時間に2~3本の便数があります

バス停から美術館までは、”びわこ文化公園内”を徒歩約5分。

 

 滋賀県立美術館の料金

 

【一般】540円(団体 430円)【高校・大学生】320円(団体 260円)

※中学生以下の方、滋賀県内居住の65歳以上の方、身体障害者手帳等をお持ちの方は無料。
※常設展を開催していない期間があります。

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