今や滋賀県を代表する観光スポット「ラコリーナ近江八幡」
2018年度の観光客数は約283万人で、これは滋賀県の観光スポットでトップの数字です。
そんな「ラコリーナ近江八幡」には、添乗員の方が案内してくださるツアーがあるんですが、今回はそちらの方へ参加してきました!
今まで何度も行ったことのある場所でしたが、新たな発見ばかりでとても有意義な時間になりました。
本社へも、お邪魔してきましたよ~。
※取材日は5月下旬
ラ コリーナ近江八幡
というわけで、ラ コリーナ近江八幡へ。
「ラコリーナ」はイタリア語で「丘」を意味します。世界的な建築家である「ミケーレ・デ・ルッキ」が実際この地を訪れた時に、小高い丘からの眺めに名づけられました。
緑で覆われた入り口をくぐると
ラコリーナ近江八幡が目の前に現れます。
ラコリーナは、有名な建築家である「藤森照信」さんがデザインされました。建築関係の人が見に来るほど、拘りぬかれた建物です。SNS上では「ジブリの世界に出てきそう!」と話題になりました。
ツアーに参加
ということで本題であるツアーに参加。メインショップのところで添乗員さんと待ち合わせ。ツアーでは添乗員さんがラコリーナを詳しく紹介してくれます。更に焼き立てのお菓子を購入出来たり、本社へも案内してくれたりと特典が満載!
全て紹介するとネタバレにもなっちゃうので、何点かだけご紹介します!
メインショップ
ラコリーナと言えば、なんといってもこの建物でしょう!先ほども軽くご紹介した通り、有名な建築家である「藤森照信」さんがデザインされました。後ろに見える「八幡山」との一体感を出すように作られたんだとか。もう少し緑に茂むと、本当に同化しそうですね。
ちなみに、こちらに生えているのは日本で一番小さい竹だそう。成長すると成人男性の腰辺りまで伸びるらしいですが、こまめに手入れされています。
ショップ入口の土壁。なんか面白い模様してませんか?
こちらは実際に従業員が参加して作られました。「手作り感や愛着が湧くように」という想いが込められています。
左側の土壁には「手形」があります。これはグループのCEOである山本氏の手形で、その周辺の土壁は社長自ら塗られたそう。今までは「誰の手形?」と思っていたのでここで謎が解けました(笑)
メインショップの中へ
メインショップの中へ入ると、一番に目につくのが天井だと思います。無数に広がる黒い装飾は珍しいのでSNSでもよく見かけます。
この無数の黒い正体はなんと「炭」!
音の反射を和らげることが出来て、消音効果に繋がるんだとか。
天井高8.5mもあるこちらの制作も従業員さんが参加されています。
あと黒い炭を見ていると、何かに見えてきませんか?
正解は「蟻(アリ)」です。
ラコリーナのシンボルは「蟻」。何故かというと蟻は1億年以上前から生き続けており、今も環境に負荷をかけず暮らしています。その蟻の姿に想いを託して蟻がシンボルになっているんだとか。
確かに入り口付近にも蟻がいましたが、そういうことだったんですね。
バームクーヘンを焼く光景を見学できます
ラコリーナでは実際にバームクーヘンを焼く姿を見学することが出来ます。
1回で同時に6本を焼くことが出来て、1本から18ホール分のバームクーヘンが切り取れます。
機械がやってくれるので一見簡単そうに見えますが、職人になるには5年ほどかかるそうです。その日の温度や湿度等でレバーを変えたり微調整をする必要があるからなんだとか。こうやって変わらず美味しいバームクーヘンを提供してくれているわけですね。
自然豊かな中心地へ
メインショップを後にして、先に進むと目の前には田んぼが。
こちらの田んぼは見せかけではなく、実際に農業をしています。
「お菓子店がなぜ農業?」と思われる方も多いと思いますが、「原材料を知るため」「実際に農家の方々の苦労を知るため」「将来的にオーガニック製品を広めたい」という考えから始まりました。
ちょうど取材日の前日に従業員で田植えを行ったばかりということでした。こちらで収穫されたものは、今はワークショップ等で使用しているとのことでしたが生産量が安定してきたら販売もしていく構想があるそうです。
ギフトショップへ
こちらのギフトショップは、先ほどの和の風景とはうってかわって欧米の雰囲気を漂わせます。ガレージをイメージして作られたそう。
こちらのロンドンバスは、実際にイギリスを走っていたバスです。これ用に作られたものではないんですね。中では「マカロン」が販売されています。
こちらの「シトロエンHトラック」では「コンフィテュール」が売っています。
その他にもリーフパイや限定グッズもたくさん売っていますし、見ているだけでも楽しめるギフトショップです!


バームクーヘンを焼く機械の初代
本社へ
田んぼの奥に見えるのが、本社になります。元々本社は県内の別の場所にありましたが「常にお客様を身近に感じて接する空間を作りたい」との思いでこちらへ移転してきました。
本社内は撮影OKですがネット上での公開は禁止ということですので、実際はツアーに参加していただけたらと思います。ラコリーナの製作段階の原画等、貴重な品を見ることが出来ます。
そしてエレベーターで屋上に上がると、ラコリーナ全体を見渡すことが出来ます。ここから四季折々の景色を、その都度見てみたくなりますね。
右奥に見えるのは「たねや農藝」の工房。こちら側も今後大きく変わっていくとのことで、壮大なたねやの計画を聞きました。本当にこれからもたねやの動向は楽しみです!
っとここで、約50分のツアーは終了。当日は気温も高く暑かったのですが最後まで丁寧に案内してくださった添乗員さんに感謝です!
カフェでバームクーヘンを食べる
一休みしたいなあという方は、メインショップ2階のカフェへ行きましょう。
こちらでは焼き立てのバームクーヘンを食べることが出来ます。
ただし、とにかく人気で土日にもなると、かなりの行列が出来るので心しましょう。
こちらが焼き立てのバームクーヘンセット(税込982円)
焼き立てのふわっふわ感と、このコーティングが抜群に美味い!相変わらず最高です!
朝からでも、ペロッと食べれちゃいますね。
インスタ映えスポット
ラコリーナ近江八幡と言えば「インスタ映えスポット」としても大人気!みんながよく撮る場所をご紹介します。
まずはなんといっても、このメインショップです。四季折々で違った景色が楽しめるのですが、個人的には緑に茂る夏が好きですね。
お次は、ギフトショップ横のステージ。こちらでは明らかに「写真」を意識したペイントが塗られており大人気スポットです。


インスタ映えの定番「羽」


I LOVE BAUM
こちらはギフトショップから中心地に向かうとおいてあるオブジェ。こちらも写真で撮る人で賑わいます。
よく子どもたちが、扉を開けたり中に入ったりして楽しそうに遊んでいますね~!
さいごに
今回は「ラコリーナ近江八幡」で開催されているツアーについてご紹介しました。
ツアーで案内してもらい分かったのはラコリーナを運営する「たねや」が自然や社員、お客さんを大事に考えて更なる進化を目指している素晴らしい企業だということです。
まさに近江商人の哲学である「三方よし」を実践している会社ですね。
また他にもここでは紹介しきれていないですが
パン、かき氷やぜんざいといった季節の甘味等が食べれる「フードガレージ」や
カステラ、オムライスが食べれる「カステラショップ」もあります。
「見ても、買っても、食べても楽しい!」場所になっていますので、是非足を運んでみてくださいね~!
アクセス、その他情報
住所 | 滋賀県近江八幡市北之庄町615-1 |
---|---|
営業時間 | 9時00分~18時00分 |
定休日 | 不定休 |
料金 | 入場料、駐車料は無料 |
お店のHP | http://taneya.jp/la_collina/ |
ツアーの詳細
1グループ 5,400円(税込)
定員:1~15名
所要時間:約50分(1日4回))
①9:10~10:00
②11:00~11:50
③13:30~14:20
④15:10~16:00
※予約制で3日前までに予約をする必要があります
たくさんの特典がありますので、公式HPをチェックください!また予約もこちらから出来ます!
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