お店の掲載依頼はこちらからどうぞ

亡き父の想いを引き継ぎ『至誠庵のうなぎ』が20年ぶりに復活。「湖舟」の”炭火近江うな牛重”が美味しすぎた / 大津市

今回、ロモア編集長”なんちゃん”がやってきたのは、こちら!

大津市石山寺にある「湖舟(こしゅう)」さんです。

湖舟さんは、昭和36年に創業。石山寺の麓に店を構えており、地元の方は勿論のこと観光客にも愛されている老舗です。

そんな湖舟さんは、2021年3月にメニューをリニューアル。

同じく石山寺の参道で営業する老舗店「至誠庵(しせいあん)」の跡を継いだ若き兄弟が、亡き父が20年前に提供していた”うなぎ料理”を、姉妹店である「湖舟」で復活させることになりました。

今回は、”至誠庵のうなぎ“が復活するまでの経緯をお聞きするとともに、実際に料理の方もいただいてきましたのでご紹介いたします。

(左)母 裕子さん (右)次男 水晴さん

また記事の最後には、ロモアの読者さまにお得な特典も用意していただいていますので、チェックしてみてほしい。

もくじ

20年ぶりに復活するまでの経緯

現在の「至誠庵」は、”自家製ふなずし”や”湖魚佃煮を製造・販売する”お土産処として営業されていますが、昔は料理屋でした。約50年前に水晴さんの祖父母が創業し、その後父親に引き継がれることに。

お店では、”鮒ずし”や石山寺周辺の郷土料理”志じみめし”だけでなく、父親が得意だったという鰻料理なども提供されていて、当時は大変賑わっていたといいます。

しかし、水晴さんが小学校1年生の時に父親が急逝。料理の采配を全て父親が行っていたこともあり、店舗は縮小を余儀なくされました。それに伴い大人気だった”至誠庵のうなぎ”も、今から20年前に提供されることがなくなってしまいました。

そんな中、「昔から継ぐことは考えていました」と話す水晴さんは、高校卒業後に料理の専門学校に入学。卒業後は、大正元年創業の京都の老舗料亭「菊乃井」で6年間修業。働く環境にも恵まれ、様々な技術・ノウハウを学べたといいます。

その後は本格的に”うなぎ”を学ぼうと、近江八幡市にある名店「炭櫓(すみやぐら)」でも修行を行いました。そして2021年3月、満を持して”至誠庵のうなぎ”を、姉妹店「湖舟」で復活させることに。

父親の残したレシピに、水晴さんの学んできた技術を加えて改良。産地にもこだわった絶品のうなぎが味わえます。

地産地消にもこだわる食材

うなぎそのものだけでなく、タレを作る際に使用する醤油、鰻を焼き上げる備長炭まで、とにかくこだわりが強い。

まずは、うなぎ。厨房には生簀があり、ここで新鮮な状態で保たれている。リニューアルと同時に購入されたものだそうで、このスタイルの生簀は今の時代では珍しいらしい。

中には、産地ごとに分けられたうなぎ達が。その時の美味しいものを日本各地から仕入れている。

ここにも湖舟ならではのこだわりがあり、平均400gほどの大きいサイズしか仕入れないそう。コストはかかりますが、その分肉厚で美味しいうなぎが楽しんでもらえるんだとか。

また日本三大ブランド鰻の一つ「うなぎ坂東太郎」を扱っています。関西発の取扱店認定を受けており、現在でも関西圏で食べられるお店は数少なく、一度は食べてみたいブランド鰻です。

気持ち悪く感じてしまった方はすいません…

そして今ではとっても貴重な琵琶湖産の天然うなぎも。写真ではわかりにくいですが、なんと700gもあるそう!鮎を餌にするので、身も大きくぶりぶり。貴重な分お値段も高いですが、食べれば満足してもらえるクオリティになっています。

そんなうなぎを焼いていくのですが、サイズが大きい分、中まで火が通らなかったり、骨が固く残ってしまうことがあるそう。ですので温度が上がりやすく安定する”備長炭”を使用して、遠赤外線の放射熱で20分ほどじっくりと焼き上げていきます。

この時点ですでに美味しそう…

父親がうなぎを提供していたのは20年前ということで、当時のタレは残っていなかったのですが、レシピは残っていたそうで、そこに水晴さんのアレンジを加えてタレは作られました。ちなみに、丸中醤油(愛荘町)と三和醤油(多賀町)という滋賀の醤油2種類をブレンドして作られています。

そしてタレに付けた後はしっかり浸透する様にと、もう一回軽く焼き上げていきます。

やばい、この時点でよだれが止まらん。

湖舟のメニュー

そんな湖舟さんで食べることが出来るメニューがこちら!(※掲載当時のもので変更する可能性があります)

昔から提供し続けている「元祖志じみ釜飯」や「自家製ふなずし」なんかも楽しめます。

実際に食べてみました

今回は、「炭火近江うな牛重」をいただきましたっ!メインに、志じみ汁・季節のおばんざい4種・卵・香物が付いて、お値段は3,600円になります。

メインのふたを開けてみると…..

なんじゃこりゃー。浜名湖産のうなぎ4貫と近江牛がドドンと。このコンボは贅沢すぎる。

まずはうなぎから。なんといってもこの”ふっくら”と仕上がった身。しっかりと特製タレに漬け込んでいましたが、想像以上に味は濃くなく、素材本来の旨味を楽しむことが出来ます。また写真では骨が見えていますが、食べ進めていて骨の違和感を感じる事は皆無。備長炭でじっくりと焼き上げているからか、中は”しっとりふっくら”で絶品でしたっ!

そして外はパリッと焼きあがっており、この鼻を抜ける香ばしさが堪らない。”一歩間違えると焦げちゃうのではないか?”というぐらい絶妙な焼き加減も最高です。

お好みに合わせて、卵黄と合わせて食べるのもいいでしょう!

お次は近江牛。こちらはなんと”うなぎの特製タレ”で炭火焼きにしたもの。

弾力のある食感で、噛むたびにジュワ~ッと出てくる旨味。これも文句なしで美味しいです。白ご飯がどれだけあっても足りないぐらい贅沢なお重となっていましたっ!

言わなくても美味しいと分かるやつ

この時点で大満足なのですが、”琵琶湖のえび豆”・”近江牛の牛タン”・”ビワマス”という滋賀のおばんざいも、とっても美味しかった。ここに”志じみ汁”と”自家製の香物”も付いてくる。ランチで3,600円って数字だけ見ると高く感じますが、このクオリティと品数を味わうと、それを感じなくなりますね。それぐらい満足度が高いです。

亡き父親の想いを引継ぎ、20年ぶりに復活した『至誠庵のうなぎ』。

ぜひ皆さまにも味わってみてほしいっ!!!

「湖舟」さま、ご馳走様でした!

ロモア限定!読者さま特典

湖舟さまより読者さま限定の特典をご用意していただいております。

それが「会計時に当記事・またInstagramの投稿をスタッフさんに見せて頂いたら10%OFF」です。

ぜひこの機会に足を運んで、お得に「至誠庵のうなぎ」を楽しんでみてくださいっ!

皆さまからの感想もお待ちしております!

お店の情報

[店名]湖舟
[住所]滋賀県大津市石山寺3-2-37
[営業時間]ランチタイム(11:00〜15:00)
[定休日]不定休
[駐車場]あり(石山寺観光駐車場:有料)(石山寺参道駐車場:無料)
[お店のHP・SNS]HPInstagram

よかったらシェアしてね!
もくじ