2021年3月7日、大津市京町に本格カレーが楽しめる『KWC-kyon world curry-』がOPENしています!
「KWC-kyon world curry-」さんは、「スリランカ・インド・タイ」等で実際にホームステイして学んだという本格的で美味しいスパイシーなカレーが楽しめるお店です。
今回は、そんなお店の店主「横田恭子さん(通称キョンちゃん)」を取材させていただきました!
お客様に「キョンちゃん!」と呼ばれとにかく愛されており、「情熱と愛」を人一倍持っておられる非常に魅力的な方でした!
「絶対に一度は足を運んでほしい!」と自信を持って紹介できるお店のご紹介です。
バックパッカーで学んだ現地のカレー
キョンちゃんは、”3食カレーでもいい”というほど無類のカレー好き。
そんな中、8年前サラリーマンとして勤務していた際に、会社の人にカレーを作る機会があった。それが「人に出してみたいなあ」という思い始めるきっかけになったという。
その後、当時石山で営業していたカフェバー「プエブロ」さんにお客さんとして来店。紆余曲折あって、週に一回間借りカレーとして出させていただけることに。
そこから5年もの間、様々な場所で間借りカレーを販売し腕を磨いてきました。
またカレーは独学ではなく、バックパッカーとして、「スリランカ・インド・タイ」に足を運び、ホームステイしながら現地のカレーを学んだという。
しかも教えてくれるのは現地のお母さんたち。だからキョンちゃんの作るカレーはいわゆる”母の味”なんです。なので重くなく優しい味で、3食カレーでもイケるように作られています。
現地では市場などにも頻繁に足を運んでおり、食器も現地で調達。お店で出されるインドカレーなどの食器は現地で購入したものを使用しているそう。
間借りカレーから店舗を持つことに
しかしながら間借りカレーだと営業許可証が取れず、「出店したい!」と思うマルシェに出店が出来ませんでした。また「いつかキッチンを持ちたい!」という思いも持っていたことも、店舗としての開業を目指すきっかけに。
そして「空き家や使われなくなった建物などを再生して街を元気にする」リノベーションスクールに参加。ここで様々な方の協力があり、今回の築100年の空き家に辿り着きました。
築100年の空き家をリノベーション
とはいえ数年間放置されていたというボロボロの空き家。最初は雨漏りで漏電するような状態だったという。そこからリノベーションが始まりました。
お店の床は骨組みだけしてもらって、あとはワークショップにして募集するとなんと4日間で計4~50人ほどの方がお手伝いに。床や壁はみんなでリノベーションして作り上げたもの。もっと早く知っていたら手伝いに行きたかった…
そして休憩にはカレーを提供。そこで出会った方が友達になったり、お客様として来店してくれたりとご縁が繋がっています。
完成したのは、人と人が繋がる場所
そして完成したのが、こちらのお店だ。「古民家リノベーション」ということで昔ながらの良さも残しつつ、とても明るく優しい雰囲気の店内です。
そしてここにもキョンちゃんならではの工夫が。
「どこに座ってもいただいても私と話すことが出来ますし、カウンターの椅子は回転式なのでお客さん同士が気軽に話すことも出来ます。このお店を通して人と人を繋げられる場所を作りたい」と話す。
この場所ではカレーを食べられるだけじゃなく、いろんなことを得る事ができそうだ。
そして店前には「ウェルカムボード」と可愛い「こけし」が。
なんでも「こけし」が好きで、集めておられているんだとか。そんなわけで店内にはいくつかのこけしが置いてあります。これがどれも可愛いんです。
実際にカレーをいただきました!
というわけで、今回は実際にカレーをいただきました!
こちらのお店では日替わりで「スリランカ・インド・タイ」の現地カレーを楽しむことができます。また野菜は出来るだけ滋賀県産のものを使用しています。
本日は「どんなカレーなのか?」というのはお店のInstagramにて発信されていますので、行かれる前にチェックしておくのがベスト!→こちらからどうぞ
この日は「インド」のカレーでした。ライスは「ターメリックライス」を使用。デフォルトの注文には「スパイスおかず」が付いてきます。これでお値段は1,000円。
そして注文したのは「バターチキンカレー」と「ココナッツ春野菜カレー」の相盛り。
見ての通りボリューミー、かつ色鮮やかでめちゃくちゃ美味しそう!
バターチキンカレー(左)は、クリーミーな味わいで柔らかくホロホロ食感のタンドリーチキンが堪らない。ココナッツ春野菜カレー(右)はたくさんの野菜が入っており非常に優しい味です。
もうごちゃごちゃした説明は必要ありません。シンプルに一言。
めちゃくちゃ美味しい!
「スパイスおかず」には「ビーツのココナッツ炒め」や「新キャベツのマッルン」「オクラのサブジ」など計5種が。一つ一つが独立して美味しいので、どこを食べても新鮮な味を楽しむ事ができます。混ぜ合わせて食べると尚良し。
また別日に訪問した際は「スリランカ」のカレーでした。こちらは「カボチャのカレー」になります。
「スパイスおかず」は前回とはまた違ったものが入っています。
「カボチャの甘み、そしてスパイスの旨味、スパイスおかず」
もうこれら全てが相まった最高のカレーが誕生。ほんとね、具沢山で贅沢すぎました。
そして最後はチャイで一息。ご馳走様でした!!!
さいごに
今回は2021年3月7日、大津市京町にOPENした『KWC-kyon world curry-』のご紹介でした。
最後にどんなお店にしたいですか?と尋ねると
「みんなにのんびりとくつろいでもらいたい。今まで間借りさせていただいていたお店のようにたくさんの方と繋がれて楽しい場所を作れたら」と話してくれました。
取材時間は1時間ほどでしたが、カレーにも人にもものすごく情熱を持って接しておられる方だなと感じました。またカレーが美味しいのは勿論のこと、お客さまみんなに笑顔で接客されており、たくさんの方から愛されてらっしゃる理由がわかった気がします。
また現在ネパールカレーを勉強中だそうで、常に美味しいカレーを作ることに努力されています。
これからどんなカレーが食べられるのか?今後とも目が離せません。
皆様もぜひ足を運んでみてくださいね♪
お店の場所・情報
店名 | KWC-kyon world curry- |
住所 | 滋賀県大津市京町1丁目1−14 |
営業時間 | 11:30〜17:00(16:30LO) |
アクセス | JR大津駅から徒歩5分 |
定休日 | 水曜日・木曜日 |
駐車場 | なし |
お店のHP・SNS | HP |