ども!ロモア”なんちゃん”です!
2023年6月28日、草津市追分南6丁目に『yaoya 銀草』がオープンしました!
信楽にある人気店『釜炊近江米 銀俵』・『山とおむすび 銀月舎』の姉妹店。
今回はオーナーを務める能登さんにお話を聞いてきましたので、食事と共にご紹介していきますっ!
まさかここまで食材や作り方にこだわっておられるとは….
お店の場所
お店がオープンしたのは、草津市追分南。かがやき通り沿いから一本中に入ったところで、隣には大人気パン屋「パン・ドゥ・マルシェ(紹介記事)」が。そして僕も大好きな焼肉屋「慶州 南草津店(紹介記事)」もあります。
駐車場は、近くにある「HYPER FIT24 草津かがやき通り店」の駐車場内に6台。
そして17時以降は焼肉慶州の駐車場に5台。
またパン・ドゥ・マルシェ側の駐車場も16時以降は共用になります。ただ終日使えるのは、HYPER FIT24 草津かがやき通り店の駐車場内にある6台だけですので、ランチ利用の方は必然とこちらになるかと。
DIYで作り上げた店内
構想から1年。半年かけて、スタッフさんたちとDIYで作り上げた店内。
普通のカフェと違うところは、地元生産者の野菜や陶器などが販売されていること。
有機野菜は作ってる人はいるけれども、パッと販売できるところがない。その結果、野菜が広がっていっていないのが現状だそう。
「このお店をきっかけに有機野菜が広がっていく仕組みを作りたい。消費者だけでなく、飲食店側にも。そんなアンテナショップになれれば」と話す能登さん。
“料理や素材とお客さまの間に物語が生まれるお店“を目指しており、生産者と消費者を繋ぐ”道の駅のような”役割も担っていきたいという。
テラス席はペットOK
この日はオープン前ということで、能登さん自らDIYを進める最中でした。
そんな開放感溢れるテラス席はペット同伴OK。かがやき通りを散歩したついでに休憩するのもいいかも!
能登さんの食への想いとは
能登さんの食への熱い想い。話を聞いていると、気づけば30分が経っていただろうか。
昔からこの業界に長らくおられたのだろうと勝手に思っていたのですが、これまた意外。
元々は大阪でデザイン系の会社で働いており、むしろ食の知識はなかったんだとか。
食を考えるようになったのは、無茶苦茶に働きすぎて過労で倒れてしまったことから。その時にふと思い出したのは、大正生まれの祖母が作る料理でした。
小学校まで信楽で過ごし、中学から大阪に。そんな能登少年がお昼休みに食べていたのが、おばあちゃんが作ってくれるお弁当。おひつに移した炊き立てのごはん、そして中には笹でつくるバランが。当時はそれが当たり前でしたが、あのお弁当はもう食べることが出来ません。
そんなタイミングで両親の手伝いで信楽に帰ってくることになり、働いていた会社を退社。その後、羽釜でお米を炊くイベントをやってみたところ大好評で、”こういうお店があったほうがいいよね“と、2016年にオープンしたのが「釜炊近江米 銀俵」になります。
良いと思うものをご提供したい。ただただ愚直に、心の声と向き合うことは素材と向き合うことだと考えています。また味噌、漬物、梅干し、干し柿など各家庭に当たり前にあったものが今では遠い昔の味になってしまったように思います。塩や醤油、出汁など先人が連綿とつないできた食文化を今一度見直し、敬意を持って勉強する日々をこれからも歩んで参ります。
銀俵HPから
メニュー
メニューは以下の通り。銀草の定食(1,600円)、薬膳ハーブ鶏塩麺(1,100円)の2種類がメイン。ちなみに今後もどんどん追加していく可能性があるそうだ。
デザートも自家製。こちらも素材にこだわって作られた逸品たちです。
そして飲み物まで無農薬・有機のもの。
まさかのアルコールも。オーガニックジンジャーハイとか気になりすぎる…。
実際に食べてみました
というわけで、実際にいただいたのが
◎銀草の定食(1,600円)
◎薬膳ハーブ鶏塩麺(1,100円)
の2種類。使用している食材、調味料はメニューに記載してある通りです。
「銀草の定食(1,600円)」は、有機野菜をふんだんに使った定食になります。メインの主菜は季節によって変わりますので、この写真と同じとは限りません。
“干しトマトと蒸し鶏のサラダ”に”有機じゃがいもの根麻ソース春巻き”と”香味野菜と蓮根のしそ春巻き”。
これがとにかく美味しい!食感はカリッと。そして噛むたびに素材の旨みが口いっぱいに広がります。
ごはんは、雑穀・白米・もちもち酵素玄米から選択可能。この日は酵素玄米に。
こんにゃくとにんにくの芽のきんぴら
カンナン卵の冷製茶碗蒸し
今日のお味噌汁は、自家製味噌・麹を使用。全身に染み渡る優しさ。
自家製糠漬け
薬膳ハーブ鶏塩麺は、たっぷりの有機野菜に鶏、玉子など。なかなかにボリューミーな一品です。
お米の麺を使用しており、食感は”ツルモチ”。
なんといってもこのスープがめちゃくちゃ美味しくて、三年熟成の利尻昆布と鰹節が中心の出汁に、自家製の鶏ブイヨンを使用している。野菜とか薬味の味も出ていて、ほんといいわ、このスープ。
また2種類から1つ選んで味変も。
2つ試さしてもらったが、圧倒的にバジル推し。
いずれも食材を最大限に活かした料理で、一つ一つ説明するまでもない優しくて、胸いっぱいに広がる美味しさでした。
時代の進化と共に、どこのお店に行ってもある程度は美味しい料理が食べられるように。
ただ心から満足感を得られるお店って意外に少なかったりします。
「yaoya 銀草」は完全に後者のお店。満足感がものすごい。
“体に良くて美味しいもの”だけでなくその一歩先を。
オフレコですが、能登さんは未来の日本まで考えて設計されていました。
ナイトマーケットの開催
7/15・8/19には、お店の横で「COSMICMOUNTAINmarket夜編-étoiles-」というナイトマーケットを開催されます。
この場所を通して、どんな新しいものが生み出されていくのか?
個人的にも今後に注目したいですっ!気になった方は、ぜひお店へどうぞ!!
店舗情報
[店名]yaoya 銀草
[住所]滋賀県草津市追分南6-19-8
[営業時間]11:00~20:00
[定休日]不定休
[駐車場]あり(詳しくはお店のInstagramを)
[支払い方法]現金、クレジットカード、各種電子マネー
[お店のSNS]Instagram