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タイの世界へようこそ。タイ人仕込みの日本人シェフが織りなす本格タイ料理が楽しめる『near ThaiL』 / 近江八幡市

何を注文しよう…。と、毎回メニューと睨めっこしながら自問自答が続く、なんなら注文した後まで続くお店といえば、タイ料理屋ではないだろうか。

トムヤムクン、カオマンガイ、グリーンカレーにパッタイ。エビトーストやソムタムなどの前菜からガイヤーンなどの一品ものまで。さらには食後のデザートにドリンク…。

魅力がこれでもかと詰まったメニューの品々に頭を抱えるのは、タイ料理好きの避けられない宿命なのかもしれない。

こんにちは。エスニック料理大好き、ロモアライターのハナメ(@haname)です。

今回、例にも漏れず頭を悩ませながら伺ったのは、近江八幡市にあるタイ料理店『near ThaiL』さん。近江八幡駅から車で10分ほど、東川町の国道沿いに位置するお店です。

お店は、うっかり通り過ぎてしまいそうなシンプルな佇まい。

かの有名な寺院の仏像がモチーフなのでしょうか、ごろんと横になった釈迦の看板が目印です。

駐車場はコンパクトなので、乗合での来店や思いやりを持った駐車を。

外から店中の様子はあまり見えません。そんなちょっとミステリアスなところや、夜になるとライトアップするのでしょうか、簡単な装飾がなされた少々年季の入った外観が現地さながらです。

さぁ。ワクワクしながら可愛らしいドアを開けます。

店内に一歩足を踏み入れると、そこはもうまるでThailand!

エスニックな香りが漂い、一瞬にしてバンコクの雑多な街を彷彿させます。

インテリアも東南アジアのテイストで、ちょっと変わった置物があちらこちらに…。

明らかに違うのは、ものすごく清潔感があることと、センスの良いアートが融合したおしゃれな空間、そして店主さんも店員さんも日本の方ということ。

タイ料理好きという店主さんの好きが高じ、2015年に東京目黒でお店をオープンしたのが『near ThaiL』のはじまり。店名の最後につく「L」は、Life、Live、Love、Like、Liber…など店主さんの想いに通ずるさまざまな意味が込められているそう。

その後、2017年に地元滋賀に移転され、「本格的で美味しい!」と口コミでも人気のお店に。タイ人仕込みという店主さんが作るタイ料理は、なんでも「本場さながらかつ日本人が作る繊細さも兼ね備えているタイ料理」だそうで…。

これは楽しみです。

メニューはというと…

タイのフードコートよりも種類豊富なんじゃないかと思うほどのラインナップ。ドリンクや一品もの、デザートも豊富です。ベトナム料理が融合されているのも魅惑的…。

何を注文しようかとさらに迷う筆者を救ってくれたのは、ほとんどの人が注文するという【前菜バスケットランチ】(¥1,500税別)

いろんな前菜を少しずつ味わえるバスケットプレートに、選べるハーフサイズのメイン料理とソフトドリンクがセットになっています。(+¥300でレギュラーサイズに変更可能)

前菜バスケットは【生春巻き、揚げ春巻き、エビトースト、なます、えびせん】。メインは【カオマンガイ・グリーンカレー・クイッティオナーム・トムヤムヌードル】から選びます。メインは週替わりのものもあり、この日は【パッタイ】でした。

前菜バスケットなしで、メイン+サラダのランチセットももちろん可能です。

ということで、

◎【前菜バスケットランチ】の【カオマンガイ】+【ハス茶】¥1,500
◎単品の【トムヤムクン】¥1,300
◎食後のデザートに【ICEチェー】¥750

を注文させていただきました。

メインがハーフなので、一品やデザートも頼めるのが嬉しい限りです。

【前菜バスケット】

かわいい〜〜!見た目だけでも東南アジア感たっぷりです!

華やかな盛り付けに目を奪われてしまいましたが、早速いただきます。

まずは生春巻きから。中身はエビや春雨、レタスとオーソドックス。パクチーは入っていないので苦手な人も安心です。スイートチリソースがかかっていて、これが結構辛めで本格的。真ん中にあるナンプラーの効いたタレもつけていただいてみましたが、チリソースの方が筆者は好みでした♪

続いて揚げ春巻き。鶏ひき肉が包まれたシンプルな揚げ春巻きは、真ん中のタレをつけていただきます。そのままでもOKですが、なますと一緒にレタスに巻いて食べるのもおすすめだそう。ミントやパクチーも一緒に包んでいただきましたが、香草の風味が加わって一気に華やぎます…!

エビトーストは、エビペーストの乗った揚げパンのようなイメージです。ほんのりエビの風味がするサックサクの揚げパンは、おつまみやおやつ感覚でサクッといただける軽さです。スイートチリソースとの相性も抜群。やみつきになる味です。

えびせんはもはや箸休め。さくさく軽いスナック感覚でいただきます。

【カオマンガイ】

鶏の旨味たっぷりのスープで炊いたジャスミンライスとぷるぷるの蒸し鶏を現地調味料のタオチオソースでいただきます。タオチオソースは生姜と味噌で作られていて、辛味はなくこっくり濃厚でほんのり日本風のテイスト。お好みでレモングラスのラー油をかけると爽やかな辛みが加わり、また違った美味しさをプラスしてくれます。マイルドで食べやすい味でしたが、タレが珍しいので他では食べたことのない、現地感満載のカオマンガイでした!

セットのスープもとっても優しいお味で、ピリリと痺れる舌をそっと包んでくれました。

【トムヤムクン】

タイの代表的な酸っぱ辛いスープ。具材はエビ、プチトマト、ネギ、しめじ、えのき、もやしなどで馴染みのある具材ですが、スープ自体は超本格的で辛味と酸味のバランスが絶妙!(辛めなので苦手な方は注意です)

あと、現地ではたくさんのハーブがごろごろ入っていて食べられないものもごちゃまぜで出てくることが多いのですが、こちらはコブミカンの葉っぱ以外は食べられる具材のみ。食べやすいよう配慮がされていて嬉しくなりました。

【ハス茶】

あまり馴染みのないハス茶ですが、香りがとっても良くすっきりとしたベトナムのお茶です。少し抹茶に似た味わいですが、強い苦味やクセはなく、エスニック料理の食後にホッとできる味わいです。

【ICEチェー】

かわいすぎるこちらは、ベトナムの伝統スイーツ。通常メニューではHOTのみですが、暖かい季節になると平日限定で冷たいICEチェーもいただけるとのこと。

中身はかき氷ベースにタピオカ、小豆、バナナ、コーンフレーク、そしてたっぷりのココナッツミルク。トッピングにはマンゴーアイス、イチゴ、ココナッツフレークに白玉。贅沢…!

もちもちサクサク色んな食感が楽しめて、ココナッツミルクの甘さとフルーツの爽やかさで食後でもぺろり。本場のチェーというよりはかき氷に近い感じがしましたが、さっぱり甘さ控えめなのでこれからの季節にはピッタリです。

おなかいっぱい、ごちそうさまでした!

どれも美しい見た目に本場さながらのお味、とっても美味しかったです!

特徴的だったのは、パクチーなどの香草が控えめなこと。お料理のベースにはたくさん使用されているそうですが、トッピングなどでそのまま出てくるものはあまりないので苦手な方でも安心して食べられちゃいます。香草ラバーの筆者としては少々もの足りませんでしたが、それでも現地で食べている気がしてしまうほど本格的なお料理ばかりでした。

そして何より、味はものすごく本格的なのに「日本らしい」工夫が随所に感じられたことに感動しました。トムヤムクンのように物理的な食べやすさだったり、本場の味を再現しつつ日本人の口に馴染むよう繊細な味のバランスが考えられていたり…。見た目の華やかさや店員さんの接客に至るまで、「美味しい」に繋がる心配りをされているのが伝わりました。

現地のお店や屋台のように、ガチャガチャ作ってお皿に勢いよく盛られ、無表情で「ん」っと差し出されるような本場のタイ料理も大好きですが、やっぱりそういう部分にときめいてしまいます。

少しずつ研ぎ澄まされ、その分心が込められている『near ThaiL』さんのタイ料理。

お腹も心も満たされ、癒され、まるでショートトリップしたようなひとときを過ごさせていただきました。

本格派の人も初心者の人も楽しめる『near ThaiL』さんのタイ料理。

ぜひ一度、ご賞味あれ。

[近江八幡市の美味しいパン屋さん]

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もくじ

店舗情報

[店名]near ThaiL
[住所]滋賀県近江八幡市東川町137-3
[電話]0748-37-1032
[定休日]日曜、第1.3月曜
[営業時間]lunch 11:00-16:00(L.O 15:00)/金・土 dinner 18:00-22:00(L.O21:00)
[駐車場]敷地内7台程度
[支払方法]現金、クレジットカード(¥3,000以上
[SNS]InstagramHPオンラインストア

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