
『心もカラダも元気になる』
大津市膳所に無農薬のお野菜や遺伝子組み換え飼料不使用のお肉や卵を使ったお弁当屋「おひさま堂ほんぽ」さんがあるのをご存知ですか?

京阪膳所本町駅の目の前にある”ほうほうの森カフェ“さんを間借りして、木曜日と金曜日の週2回、10時から14時の間だけ営業されているさんというお店です。

お店を切り盛りされているのは、山口絢さん(写真左)と山本綾子さん(写真右)。 生活協同組合の食材宅配「生活クラブ」を通して知り合い、国産や無添加、減農薬の食材に対する想いが同じで意気投合。もともと2人とも料理に興味があり飲食店での勤務経験もあったことから、お店をオープンすることになったそうです。 2年前に別の場所でオープンし、こちらには去年の9月に移転してこられたとのことでした。

お弁当屋さんと言ってもお弁当が並んでいるわけではなく、店内は普通のカフェ。中で食べることも出来ますし、近くにお住まいの作家さんの手作り作品が展示販売されていたり、また切り絵教室や手話教室が開催される時もあったりと、地域の方の交流の場となっているようでした。

メニューは週替わりで、食材は主に生活クラブのものを使用。メインがお肉と植物性のものから選べるようになっていて、スープ付きで1,200円(税込)です。 テイクアウトでお弁当のみの場合は1,000円(税込)となります。

またおひさま堂ほんぽさんは、”しがローカルSDGs研究会”と”一般社団法人 海と日本プロジェクトin滋賀県”が行っている地域共通リユース容器「リパコ」の取り組みにも参加されています。
【リパコとは?】
最初にデポジット料を支払ってリパコの容器でテイクアウトすると、使用後その容器を洗って参加店舗(リパコ参加店舗ならどこでもOK)に返却することで容器がリユースされる仕組みです。参加者は一度登録すると退会しない限りずっとリパコでお弁当を買うことができ、プラごみを減らすことができます。

今回は私も登録して、リパコにお弁当をつめてもらいました。

訪問日(3月6日)の献立は、以下の内容でした。メインは2種類から選べて、私はお豆腐カツにしました。

植物性のメイン料理を取り入れるようになったきっかけは、お肉やお魚が食べられないお客様からの要望やお二人ともそういった植物性のおかずが好きだということもあるそう。カラダや環境にもやさしい素敵な選択だと思います。

滑らかな柔らかい豆腐をカリッと上手に揚げてあって、食感のコントラストが楽しいお豆腐カツ。油は遺伝子組み換えをしていない菜種油を使用されていて、とっても軽い感じです。2種のソースは玉ねぎベースのものとお味噌ベースのもので、2度楽しめるのが良かったです。

小松菜のサーグはネパール料理の副菜で、クミンとターメリックで味付けされていてエスニックな感じ。

大根の甘酒キムチはお漬物のような感じでご飯が進みました。

ほうれん草のニョッキは米粉と豆腐で作られているとのこと!モチモチ食感に豆乳ソースがやさしくまろやかさを出していてとても美味しかったです。

おからもやさしい味わいで癒されました。

お米は桐生の農家さんから直接仕入れている減農薬のキヌヒカリとのこと。こちらも美味しかったです。

かぶのポタージュスープは豆乳ベースのやさしい味わい。でもコクがあって、満足感がありました。

ちなみに今回は特別にイートインでリパコを使用しましたが、通常イートインの場合はこのような”わっぱ弁当”に詰めてくださるそうです。木の温かみがあって素敵ですね。

カラダにやさしいこだわりの材料を使って、お野菜たっぷりのまごころこもったお弁当を提供されているおひさま堂ほんぽさん。どれも手が込んでいてとっても美味しく、お二人の穏やかでやさしいお人柄がお料理にも表れているように感じました。
無農薬や遺伝子組み換え飼料不使用であることは、地球環境にもやさしいので、とても素敵なことだと感じました。
ぜひみなさんも足を運んでみてください!

店舗情報
[店名]おひさま堂ほんぽ
[住所]滋賀県大津市膳所1丁目13-6
[営業時間]木金 10:00~14:00(売り切れ次第終了)
[定休日]土日月火水
[駐車場]なし
[支払い方法]現金のみ
[お店のSNS]Instagram