フランス語に「bon(良い)」と「appétit (食欲)」という意味の単語があり、それを組み合わせた言葉が「ボナペティ」。そのまま直訳すると「良い食欲」となりますが、「たっぷり召し上がれ」「どうぞ召し上がれ」という意味で使われている言葉なのだそう。
一方イタリアには「ボナペティート(Buon’appetito)」という言葉が。こちらは「いただきます」の意味があるようで、とにかく「ボナペティ」は美味しいものに関わる言葉であることは揺るぎない真実みたい。
それを踏まえて、湖南市にある小さなベーグル屋「ボナペティ」さんを訪れてみてください。
きっとその事実に納得して、大きく頷いてしまうでしょう。
◎ねぎチーズ
シルキーな断面にうっとり。ネギの香りふわり、たっぷりのダイスチーズが嬉しい。
だけども美味しいはそう簡単に手に入らない…場合もあるのです!知る人ぞ知る幻のベーグル屋さんの人気の高さったら、ハンパない。
月に2回の工房当日販売分がお昼には売り切れてしまうのですから。いかに待ち望まれているか、楽しみにされているかがわかります。
売切れ次第終了ですので確実性を狙うなら予約必須、もしくは早めの訪問が断然オススメ。
ただし、ごくごく普通の静かな住宅街にあるお店ですので、来店また駐車のマナーにはくれぐれもご配慮を。お店にも地域の方々にもご迷惑をおかけすることがないよう、留意したいものです。
◎Wチョコ
濃厚なクーベルチュールが贅沢感マシマシ。ちょっと温めると中にはフォンダンショコラのアレのようなとろり。
さて、大学時代を金沢で過ごされた店主さんが、初めて食べたベーグルの虜になったところから、このお店の歴史は始まります。
ベーグルの可愛い形、いい香り、もっちりとした食感とあじわい。
ご本人いわく、初めてのベーグルとの出会いはまさに「恋に落ちた」感覚だったとか。
好きが高じてベーグル屋さんとしてマルシェ出店からチャレンジするものの、当時まだベーグル自体の認知度が低く、ドーナツと間違われたり上手くいかないことも。
それでも誰にも負けない「ベーグル愛」の炎が消えることはなく、諦めることなく挑戦を続けるうちに、自分が作ったベーグルを食べてもらえることがもう、幸せだなぁという境地に。
そのココロとお人柄がそのままベーグルに、またお店に色濃く反映され、多くの人々を魅了しているのでしょう。
◎プレーン
しっとりポワンポワン。弾力に従ってよく噛むので満足感がアップする感想。
サンドしたりアレンジも効くので日々の食卓用に冷凍保存したい。
『召し上がった方がまあるい笑顔になってくださることを想いながら焼いています。』
スイーツベーグル・惣菜ベーグル・季節のベーグル・月替わりメニュー。
いろいろな種類のベーグルが常に考案され、飽きさせません。
老若男女どなたでも、家族みんなで楽しめる美味しい時間の提案。
ベーグル愛のみならず店主さんご自身の家族愛も、会話の中には溢れんばかり。お子さまの成長を見ながら、今後の営業日増設も視野に入れてらっしゃるようです。
一足跳びでなく一歩ずつ少しずつ、ご家族と共にお店を育てるボナペティさん。
たくさんの愛に触れ焼き上がるベーグルは、食べるとみんなニコニコ、幸せの味わい。
店舗情報
[店名]Bon Appetit(ボナペティ)
[住所]滋賀県湖南市菩提寺西1丁目9
[営業日]Instagramにてご確認ください。
[営業時間]10:00〜売切れ次第終了
[電話]090 6978 2366
[お店のHPやSNS]Instagram・HP・Mail