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鯉がいるお寺でランチタイム。こだわりの創作日本料理が食べられる『佐知’s pocket』 / 大津市

こんにちは、ロモアライターのSariです!

伺ったのは、大津市小関町にある「佐知’s pocket」さん。

30年ほど前、料理学校の講師を退職して、お店があるお寺「等正寺」に嫁いだシェフの石原佐知さん。かたわらで料理教室などを開いていましたが、生徒さんからの「お菓子を販売して欲しい」との声をきっかけに、販売もするようになったそう。

その後、徐々に事業を拡大し、書院でのランチコースは2018年から。鯉の池が眺められるカフェ「こいカフェ」は2020年から営業されています。

今回は、そんな鯉のお寺でこだわりの創作日本料理をいただいてきました。

鯉のお寺って?
創作日本料理ってどんなの?

と、はてなマークがいっぱいだと思いますので、これから詳しくレポートしていきます!

もくじ

お店がある場所

お店があるのは、大津市小関町。京阪三井寺駅から徒歩10分ほど、山手の方に少し上ったところにある「等正寺」というお寺の中にお店が作られています。

駐車場はテイクアウト利用の人のみ店の前に停められ、食事をする人は近くのスペースを利用する形となります。

お寺の横に受付があり、こちらでテイクアウトの注文もできるようになっています。

鯉のお寺でいただくランチコース

書院までの通路からは池が眺められ、中には鯉がたくさん!そのことから「鯉のお寺」と呼ばれているそうです。餌やりもすることができます(1カップ100円)。

こちらの池が眺められるカフェスペースも。

[カフェで食べられるシフォンケーキはこちらで紹介しています]

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今回は、3日前までに予約が必要なランチコースを。日本の趣のある落ち着く座敷で、テーブル椅子席にていただきます。

この日は頼んだのは、「雪の下(3,410円)」のコース。 先付、八寸、椀物、旬のご飯・香物、デザートプレート(全6品)がついています。

食べてみた感想

まずは、「お仏飯のお焦げ」から。 カリカリのお焦げご飯に、お出汁をかけていただきます。

醤油味のお焦げが香ばしく、お出汁もしっかり取ってあってとても美味しかったです

その次が、先付け。二段重ねの器で少しずつ丁寧なお料理が並びます。

内容は上の段が、右から南瓜いとこ煮・信田煮・八幡こんにゃく出汁煮・大根旨煮・オクラ沢煮・豚肉の柚子煮込み・筍の木の芽田楽・根菜のビーツマリネ・ひじき梅煮・梅長芋ビーツマリネ

下の段が右から茄子とトマトのマリネ・塩こうじ豚とキャベツのミルフィーユキッシュ・ひじきと干し椎茸のガーリッククッキー・トリュフのクロケット。本当に手が込んでいて、宝箱のようです。

一口で食べられるものばかりで、色々食べたい女性や少ししか食べられない高齢の方にも喜ばれそう。でも全部食べたら、なかなかの満足感がありました。心も満たされて、顔がほころびます。

煮物はどれも味が濃いわけではないけれど、しっかりと染みこんでいます。聞くと、素材の旨みを最大限に引き出し、添加物はなるべく使わないようにしているとのこと。そう、やさしい味なのですが、「うまい」を感じる味付けなのはそのせいなのですね。

中でも特に「うまい」を感じた逸品が、こちらの茄子とトマトのマリネ。酸っぱさと味わいのバランスが絶妙で、口に含んだ瞬間に味覚のバロメーターが一気に「うまい!」にふれる感じ。お酒にもとっても合いそうです。

同じく「うまい!」となったのが、一見素朴なこちらのクッキー。ひじきと干し椎茸のガーリッククッキーなんてどんな味だろうと半信半疑で口に入れましたが、いい意味で予想を大きく裏切られました。旨み爆発、もっと食べたい!となる、驚きの美味しさでした。

途中ですが、ここで少しシェフをご紹介。石原佐知さんは、『大和料理学園(現:大和学園 La Carriere)』にて初の女性講師として勤務していた経験をもつ、料理のプロ。言ってみれば料理というものを究めている方なので、素材の旨みの引き出し方や、味つけのカラクリを知っておられるわけですね。さらに栄養成分も損なわないように気をつけておられるとのこと。さすが元料理講師、まさにからだにやさしいご飯を提供されています

では次は椀物「鶏と三つ葉 海苔わさびダレ添え」を。こちらもお洒落な器に盛られています。

肉はほどよく火が通っていて柔らかく、少しピリっとしたタレと磯の風味に三つ葉の爽やかな香りが押し寄せ、大正解!という組み合わせです。家でも真似したいなぁと思うけれど、シェフ石原佐知さんだからこの味わいが出せるのかもしれません。

ご飯はその日は土鍋の筍ご飯。季節に応じて、さまざまな炊き込みご飯が登場するそうです。ご飯はお店の方がよそってくださいました。

粒がたっていて、つやつや。どうやら滋賀県産のお米だそう。 美味しいご飯と、筍の味を堪能いたしました。

また添えてあるお漬物もズッキーニの浅漬けなど珍しく、こちらも楽しめました。

最後にデザートプレートが。こちらも一口サイズですが、ここまで少しずつとはいえ、ゆっくりと結構な種類をいただいてきたので、これぐらいの量で十分な感じです。

メニューは上から、キャラメルシフォンケーキ・チョコレートキャラメルシフォンケーキ・カタラーナ・フルーツ・味噌キャラメル団子。中でも、キャラメルシフォンケーキはこちらの人気商品ということで、楽しみにしていました。

キャラメルの味が良くあるキャラメルの味とは違う!しつこさやくどさがなく、でも香ばしくてほろ苦く甘い、いくらでも食べたくなる、そんな味。 チョコレートキャラメルシフォンケーキも、チョコの甘さがふんわりと優しくて、こちらの方が甘味は強いけれど、コーヒーにもピッタリで美味しい。

聞けば、こちらのケーキは甘い物苦手な人でも食べられたとか、キャラメル好きの人がハマって買いに来てくれるとか。人気の秘密は石原さんの作り方へのこだわりのようです。

とことん無添加にこだわり、材料も滋賀県産の顔の見える農家さんから仕入れた小麦や卵を使い、市販のキャラメルは使わず手作りで作り上げる、そこに料理人の腕前が表れています。

他のデザートも丁寧に作られていてとっても美味しかったです。

ランチにカフェにテイクアウトに。鯉を眺めたりと、色々楽しめるスポットもある「佐知ズポケット」さん。

皆さんもぜひお店に足を運んでみてくださいね!

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店舗情報

[店名]佐知’s pocket
[住所]滋賀県大津市小関町7-24等正寺内
[電話番号]077-522-0639
[営業時間]○知正庵 11:00〜12:30 (完全予約※3日前迄に)○こいCafe (13:00〜17:00 LO16:30 LO) ○佐知’sPocket テイクアウト(10:00〜17:30)
[定休日]知正庵・こいCafe(水曜日)テイクアウト(年中無休)
[支払い方法]現金・電子マネー
[駐車場]あり
[お店のHP・SNS]HPInstagram

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