およそ1200年もの歴史がある三井寺・園城寺。
拝観受付からのんびり進んでも10分とかからない石段を上り切った先で、「いらっしゃい。」と言わんばかりの存在感を放つ観音堂。
そこは高台にあることから、琵琶湖や大津市街を見下ろす素晴らしい眺望にも出会えるスポット。
その観音堂のすぐ前にあった売店が、一級建築士であるオーナー・松井さんの手腕によって目覚ましく改築され、【Café KanOn(カフェ・カンノン)】として装い新たに開店されたのは2022年12月のこと。
お寺の境内にカフェとはなかなかハイカラな。
「手作りのおはぎと、世界の高級ホテルで愛される紅茶」を提供するお店とのこと。
昔話的イメージならお団子と日本茶がいただけるお茶屋さんといった感じ？
拝観ついでに気軽に立ち寄れるお店だけど、普段よりちょっとだけ特別な雰囲気が味わえそう。
なんたってメインメニューが「おはぎ」のお店なんて、そうそうないもの。
さらにおはぎの相棒には、190年以上もの歴史あるドイツの紅茶メーカー「ロンネフェルト」を採用。
ヨーロッパの多くの人々はもちろん、世界中の伝統ある最高級ホテルでも愛用されるほど優れた品質と深い味わいのブランド紅茶…聞くだけでちょっぴり優雅な気分。
テラス席もあり良い季節の晴れた日に、木漏れ日の中カフェタイムも風流かな。
訪れたのは強い陽射しが降り注ぐ、夏が訪れる足音が聞こえてきそうな快晴の日。
拝観のあとにはすっかり喉の渇きを覚えていたので、躊躇なく入店。
正面のカウンターで注文してお支払い、持ち帰り商品も同時にオーダーし、席で待ちます。
左奥にあるカフェスペースにはソファ席3、テーブル席が2卓あり、ゆったり寛げる雰囲気。
大きな窓からはガラス越しにマイナスイオンが差してくるよう。
これがリラックス効果を倍増させるのか、心地よい憩いの空間にいるだけで心まで洗われそうです。
間もなく席まで運んでいただいた紅茶とおはぎは、ハツラツとした爽やかな店員さんにアドバイスいただいた推しメニュー。
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おはぎセット(２個セット¥950)
ナッツと抹茶のおはぎ＋ソフトピーチのアイスティー
[ナッツのおはぎ］
おはぎの概念を覆す衝撃の味わい、クリームチーズを使ったナッツのおはぎ。
和菓子と洋菓子の境界を越えた斬新な甘味。
「おはぎ＝ライスケーキですから。」オーナーさんがにっこり。
これは声を大にして言いたい、「ナッツ♡ラヴ！」
［抹茶のおはぎ］
かの有名な宇治よりもその歴史は長い滋賀が誇るお茶所、朝宮。
昼夜の寒暖差が大きく霧が多い事など良質な茶葉が育つ気候風土から、最も香りが良いと言われる茶産地・朝宮の抹茶を惜しみなく使用したおはぎは、香り深く爽やかな甘さ。鮮やかなグリーンが見た目からも涼を与えてくれます。
[ソフトピーチ・ICE]
リンゴ・ハイビスカス・ローズヒップなどがブレンドされた、やさしく甘い香りのフルーツティー。
すっきりとした味わいが清々しい後味を呼びます。夏の喉の渇きに、ついうっかりゴクゴク飲んじゃいそう。
ストローでエレガントにトロピカル気分を満喫〜♩
単品でHOTの紅茶も。(¥550)
[アイリッシュウイスキークリーム]
アッサムティーをベースにカカオの甘い香りとウイスキーの芳醇な味わいをブレンドしたロンネフェルト人気の紅茶、との説明文が。
初めて飲む紅茶の深い味わいの中に、知ってる美味しい香りが調和を持って散りばめられているような感動の逸品でした。
コーヒー派の方もハマってしまうとか、深く納得！紅茶の味わいや楽しみ方も奥深く広い。知らない世界への興味は尽きぬもの。
おはぎだって固定観念からはみ出したものがあったってイイ！
5cm大ほどのコロンとまぁるいビジュアルも可愛いので、ちょっと気の利いた手土産にもGOOD！
如意輪あずき・黒ごま・きなこ・ゆず塩など、どれも甘さ控えめで個性豊かな風味が楽しい♪
また季節限定おはぎ、夏季には各種ジャージーアイス、あずきの実・ゆずの実などの冷たいデザートもあり、ますます目が離せませんっ。
ふらりとお出かけできる敷居の高くない心の洗濯に、おすすめです。
［よってこメロンを使ったかき氷がスタート！］
店舗情報
［店名］Café KanOn(カフェカンノン)
［住所］滋賀県大津市園城寺246 園城寺三井寺観音堂前
［電話番号］080-7827-5914
［営業時間］10:30～16:30
［定休日］火曜日（年末年始休業あり）
［駐車場］園城寺(三井寺)金堂専用駐車場（駐車料金:自家用車/¥500）
［支払い方法］現金・PayPay
［お店のHPとSNS］Instagram・HP
※別途、入山料が必要となります。[大人/600円、中高生/300円、小学生/200円]